オススメのレンタルサーバーを紹介!
ここでは、レンタルサーバーのオススメを紹介していきます。
まずは、いきなり結論から書きます。
- 月1000円程度なら、エックスサーバーのスタンダードプラン
- 月500円程度なら、ロリポップのハイスピードプラン(3年契約)
- 月250円程度なら、XREAのXREA Plusプラン
なぜこれらがいいのか、どうやって選んでいけばいいかを、解説していきます。
レンタルサーバーの選び方
- WordPressを使って、自分のブログを作りたい
- PHPで作った、自分のプログラムを実行したい
- 自分のサイトを作りたい
こうした理由から、レンタルサーバーを契約する人が多いでしょう。ただ、レンタルサーバーを検索してみると、いろいろな会社がいろいろなプランを出しており、どうやって選べばいいか、わかりにくいですね。
レンタルサーバーを選ぶには、いろんな要素があります。
- 値段の安さ
- 安定性
- 安心
それぞれ解説していきます。
レンタルサーバー選びにおける「値段の安さ」
レンタルサーバーのサービスを提供している会社はいくつかあり、だいたいどこも似たサービス・似た価格に落ち着いています。
価格帯とサービスレベルの対応は、ざっくり以下のようになっています。(1年契約をしたときの月額料金です)
- 月0円 レベル
- 用途を限定すれば使えるケースもある
- 容量が小さい、広告がつく、など制約が多い
- 月250円 レベル
- 基本的なことはできる
- 容量が小さい、遅くなることがある、などのデメリットがある
- 月500円 レベル
- 制約はほとんどなく、自由度が高い
- いろいろできるが、そのための設定などは、自分でやらないといけない
- 月1000円 レベル
- 制約はほとんどなく、自由度が高い
- 簡単設定、自動設定など、便利な機能が使えるサーバーが多い
やりたいことと、予算にあわせて、値段の水準を考えるといいでしょう。
予算に余裕があるなら、月1000円レベルのレンタルサーバーを選んでおくと安心です。もし、ITに詳しくて、ある程度は自分で設定とかはできそうだ、という人は、月500円レベルのレンタルサーバーでもいいでしょう。
どうしても安く抑えたい、ちょっと試験的に使ってみるだけ、最低限のことができればいい、というような場合は、月250円レベル、場合によっては月0円レベルでもいいかなとおもいます。
レンタルサーバー選びにおける「速さ」
レンタルサーバーを借りると、自分のサイトやブログを公開できます。このとき、重要なのは、サイトやブログの表示される速さです。
例えば、WordPressでブログを作ったとしましょう。だれかがこのブログにアクセスしてきたら、サーバーは表示されるページを作成します。データベースから記事の情報を取り出し、記事を作るためのテンプレートを呼び出し、ページの中身を作成してから表示する、という流れになります。
このとき、ブログの表示される速さは、サーバーの処理能力に大きく依存します。メモリ4GB以上、コア数4以上であれば、問題が起きることはほとんどないでしょう。
また、月1000円以上のレンタルサーバーでは、サーバーの処理能力以外にもさまざまなスピードアップ機能がついていることがあります。
キャッシュ機能とは、すでに作ったものやダウンロードしたものを使い回すことで、表示速度を上げる機能です。
WordPressでは、ページへアクセスがあるたびにページ内容を作るのですが、キャッシュ機能を使えば、1度作られたページは使い回せます。また、訪問者が一度ダウンロードした画像などのファイルを、使い回す機能があります。
「キャッシュ機能」といっても、何をどうキャッシュするかはレンタルサーバーによって異なるので、注意しましょう。
レンタルサーバー選びにおける「安定性」
レンタルサーバーを借りてサイトを公開したとしましょう。表示スピードもそこそこ速いとします。しかし、サーバーがフリーズしていては意味がありません。せっかくサイトに来ても何も表示されなかったり、エラー画面が表示されてしまっては、帰ってしまいます。
レンタルサーバーにおいて、実際にサーバーがどれだけ動いていたかを表す指標に、「稼働率」があります。多くのレンタルサーバーでは、稼働率が99.99%以上だと書かれています。
「稼働率99.99%以上」と聞くと、ほとんど止まっていないように聞こえますが、これは少し数字のマジックがあります。例えば、1年単位で考えると、1日は1/365なので、3日でざっくり1%です。つまり、1年のうちで3日間サーバーが止まっていた場合でも、稼働率は99%以上となるんですね。
1年のうちで1時間とまっていれば、1-1÷365÷24 を計算して、99.988…となります。さらに詳しく計算すると、稼働率が99.99%以上とは、1年でサーバーが止まっている時間が50分以内、と言い換えることができます。
99.99%という数字だとかなり大きく感じられますが、50分だとまぁそんなもんかなという感じじゃないでしょうか。今まで使ったことのあるサービスでも、数十分程度の間、使えなくなることは経験したことはあると思います。そう考えると、どんなサーバーでも、普通に起こりえるレベルだと感じられるでしょう。
2000年ころは、激安サーバーが土日をはさんで数日間止まっているなんてことはしょっちゅうありました。それと比較すると今は格段に環境がよくなっているといえます。
レンタルサーバー選びにおける「容量」
レンタルサーバーを選ぶ上で、「容量」も重要な観点です。
ただ、今となってはそんなに重要な観点でもなくなってきたように思います。
容量、つまり、何GBまでデータが使えるかですが、WordPressでブログを作る程度であれば、10GBもあれば十分です。
データの容量は、おもに以下の内容から構成されています。
- プログラムやコンテンツのファイル
- データベース
- メール容量
WordPressのプログラムファイル全体でも100MBもないですし、ここに記事や写真を載せていったとしても、10GBはなかなかうまらないでしょう。写真も、ネットで公開するときは圧縮したり大きさを小さくしたりして、容量を小さくするので、そんなに容量は食いません。
メールの容量も、そんなにたくさんは必要ないでしょう。もし足りなくなるようであれば、GMailに転送するようにして、レンタルサーバー内に残さないようにもできます。
つまり、10GBもあれば十分といえます。
今はメモリも安くなったので、月500円のサーバーでも、数百GBの容量が使えるようになっていたりします。普通はこんなにもいらないです。
なので、各社のプランを選ぶときには、最初は容量はほとんど気にせずに、他の項目を中心に選んだほうがいいでしょう。
2000年頃はまだメモリも高かったので、安いサーバーだと数百MBしかない、というケースもありました。今はさすがにそんなことはなくなったので、そんなに悩むほどではないです。
レンタルサーバー選びにおける「安心」
ここまでは、レンタルサーバーを普通に使う場合に関係する項目でした。ただ、レンタルサーバーには、問題が発生することもあります。例えば、データを間違って消してしまった、設定がうまくいかない、などです。
こうしたケースに、レンタルサーバーがいろいろな救済策を用意していることがあります。
例えば、データのバックアップ。毎日、データのバックアップを自動でとっておき、データを誤って削除してしまった場合などで、データを復旧することができます。
ただし、レンタルサーバーによって、サービスの内容は少し異なります。例えば、以下のような点に注意しましょう。
- データのバックアップ期間
- だいたい、7日から14日が多い
- バックアップ期間が短いと、問題を認識するタイミングが遅ければ、復旧が間に合わないことがある
- バックアップの値段
- 自動バックアップは有料のケースがある
- 復旧作業の値段
- データのバックアップは無料でも、復旧させるのは有料、というケースもある
- 自分で復旧するなら無料のこともある
レンタルサーバー選びにおける「王道」
レンタルサーバーは、ここまでで挙げたような項目で判断していくのですが、もう一つ、数値化されていない「王道」というのがあります。言い換えれば、「みんな使ってる」ということです。
多くの人が使っているレンタルサーバーを選ぶと、いくつかいいことがあります。
例えば、障害に気づきやすいというのがあります。多くの人が使っていれば、サーバーがダウンしたときに「うちが使っている〇〇っていうレンタルサーバーが止まってる」とXでつぶやく人が増えます。その結果、「自分のサーバーはどうかな?」と気づきやすくなります。
また、自分のサイトで問題があったときに、Xで検索して、他のユーザーが同じような問題をつぶやいていないか探すことができます。これにより、サーバー全体の問題なのか、自分のサイトの問題なのかが、判定しやすくなります。
サーバーで「こういうことがしたいな」と思った場合、普通ならマニュアルを見ればいいのですが、少し特殊なことをする場合にはマニュアルに載っていないケースがあります(例えば、少しマイナーなアプリをサーバーで動かしたい場合とか)。そうした場合、Googleで検索すれば、王道のレンタルサーバーを使っていると、情報が見つけやすくなります。
一方、王道のレンタルサーバーを選ぶと、新参者のレンタルサーバーの特典が得られないデメリットはあります。後発組のレンタルサーバーは、自社を選んでもらうためにいろいろと特典をつけることがあります。新たな王道になるために頑張っているわけですね。
レンタルサーバーのオススメ
レンタルサーバーのオススメその1:エックスサーバー
月1000円程度のオススメサーバーである、エックスサーバーのスタンダードプランについて見ていきましょう。
まず、値段は、12ヶ月契約で、毎月1100円。36ヶ月契約なら、990円です。初期費用はありません。
速さについては、vCPUが6コア、メモリは8GBが保証されています。他のユーザーの影響は受けません。
安定性については、創業以来99.99%以上の稼働率が堅持されています。また、サーバーの運用実績も20年以上です。
容量は、500GBです。
自動バックアップがついています。サーバー上のデータ、データベースのデータを、過去14日分自動でバックアップされます。復元は、サーバーパネルから自分で行います。
国内シェア1位です。実際、ネットでエックスサーバーに関して検索すると、他のサーバーよりも情報を見つけやすいです。
速さやセキュリティへの取り組みが継続的に行われていて、シェア1位だからといってその座にあぐらをかいていないのがいいですね。
月1000円程度のレンタルサーバーとしては、一番信頼できると思います。
レンタルサーバーのオススメその2:ロリポップ
月500円程度のオススメサーバーである、ロリポップのハイスピードプランについて見ていきましょう。
まず、値段は、36ヶ月契約なら、550円です。もっと短い期間でも契約できますが、少し割高になります。例えば、12ヵ月契約なら、990円です。初期費用はありません。
速さについては、高速化や高負荷時の安定性に優れているLiteSpeedをWebサーバーとして採用し、WordPress高速化プラグイン「LiteSpeed Cache」を標準装備しています。
安定性については、創業以来99.99%以上の稼働率が堅持されています。
容量は、700GBです。
自動バックアップがついています。サーバー上のデータ、データベースのデータを、過去7世代分自動でバックアップされます。どの頻度でバックアップをとるかは設定できます。復元は、サーバーパネルから自分で行います。
36ヶ月契約が必要ですが、月500円程度のレンタルサーバーの中では、スピードや性能はかなりいいと言えるでしょう。
レンタルサーバーのオススメその3:XREA
月200円程度のオススメサーバーである、XREAのXREA Plusプランについて見ていきましょう。
まず、値段は、12ヶ月契約で、約月250円(計3010円)。36ヶ月契約なら、月209円(計7524円)です。初期費用はかかりません。
速さについては、特に言及されていません。
容量は、200GBです。また、データベースのMySQLは10個まで作れるので、複数サイトも簡単に作成できます。
自動バックアップがついています。サーバー上のデータ、データベースのデータを、過去15日分自動でバックアップされます。復旧は自分でサーバーパネルから行います。
月200円程度で安く抑えたい場合には、おススメです。